家に帰ると、来るはずのない日和先輩からメールが来ていた。
――――――――――――――――――――――――よぉ!
あのさ、最近叶美どうだ?
あいつさ、なんか最近俺にもあんまり話しかけないし。部活でなんかあったのかなーって。
なんな知ってることあったら教えてくれるか?
よろしく!
――――――――――――――――――――――――――
嬉しかった。
だって日和先輩からメールが来るなんて。。。
すぐに、保護ボタンを押した。
やば....
うちニヤニヤしてかな....笑
って、違う違う!!!!
叶美先輩なんかあったのかな....
でも言われてみれば最近顧問の小林先生にも怒られてるな。
いつもだったら入るシュートも、全然入らなくて....
それに....星羅先輩にも........
「あっ。。。」
私は勘づいた。
急いで返信ボタンを押した。
――――――――――――――――――――――――――こんにちは!
えっと....
多分部活のことだと思います。
今、言われてみてちょっと気になったことがあったりして....
叶美先輩、最近プレーもおかしかったり....
それに星羅先輩にも…
私にはこれくらいしかわからないです…
―――――――――――――――――――――――――
それからメールとやりとりが続いた。
私は星羅先輩が叶美先輩を避けている。
と言った。
日和先輩からメールがくるなんて。
日和先輩とメールができるなんて。
思ってもいなかった。
それが何より嬉しかった。
嬉しいだけで終わればいいのにね。
あとから辛い事がやってくるなんて。
私は思ってもいなかった。
その日、日和先輩におやすみなさい。と言って、私は眠りについた。