例え、この声が届かなくても…。




翌日。

「いゃぁっーーーー!」

バンっ!

「「結愛!(お姉ちゃん!)どうしたんだ!」」

私の叫び声を聞いて暁兄と綜が私の部屋にきた。

「暁兄。綜。あの日の夢見ちゃた。怖いよ。暁兄。綜。」

そういう私に暁兄と綜が優しく抱きしめてくれた。そして、耳元で「大丈夫。大丈夫。」って
囁きながら背中をポンポンしてくれた。


[結愛。お風呂入ってきな。制服置いとくからな。その間に俺ご飯作っとくからな。]

暁兄の優しい言葉に素直にうなずいて
私はお風呂場へと行った。

だから私がいなくなった部屋で
[あいつには幸せになってもらいたいのにな。もう秋輝の事は考えないであいつには新しい恋してもらいたいのにな。]
そんな呟きは結愛には届かなかった。