例え、この声が届かなくても…。




それから、皆が集まって、朝練が開始された。

「はーい。皆ー。1回練習中断して集まってー!」

と言う美香の透き通る声が体育館に響いた。

それから、練習試合の日程とか、レギュラー決めをするために皆が集まってきた。

「よし!じゃぁ、レギュラー決めします!その発表は結愛から、してもらいます!」

私は、なんも話聞いてなくて、考えてたのは
「今日のご飯なんだろ?」みたいな。なんかしょーもない事を考えてた

「結愛ー?聞いてる?まぁ、聞いて無いと思うけど」

もー。美香さん顔が怖いですよ…。

「だ…大丈夫聞いてた!レギュラー決めでしょ?それを発表すればいいんだよね。」

とりあえず、聞いてはいなかったけど、顧問の吉沢先生には一応聞いてあるから。

「よし!じゃぁ結愛よろしく!」

そう言って、美香は、私より、少し離れた所でこっちを見ていた。

「じゃぁ、発表しますよー。」

「まずは、キャプテンから発表します!
キャプテンは谷山くんです!
次はレギュラー決めします
坂本くん、夏沢くん、木紫くん…。」

次々に決めていき。

「はい!以上です!ベンチ入りの人も私達のお手伝いお願いします!」

そして、私は、レギュラーの発表を終えた。