「早く早くーっ!!」
「芽吹先輩の練習に間に合わないよ!!」
「待ってよーっ!!」

放課後、彼女たちが急いで向かうのは剣道部が活動している道場。

彼女らの目的は高校二年にして、剣道部の主将を務める、小里芽吹(コザト メブキ)という少女である。

「はぁっ////やっぱり芽吹先輩カッコイイ///」
「普段は美人なのに、練習してる姿はカッコイイよね?!///」
「てか、あんなに美人で強くて、頭も良くて、優しいなんて…………完璧じゃない?!///」
「男だったら絶対結婚したぁい///←」









「今日の練習はここまで!」

芽吹のかけ声で、本日の練習が終わったようだ。
「「「「「きゃぁぁぁぁあっ////」」」」」
その瞬間、芽吹はたくさんの人に囲まれる。


「芽吹先輩!お疲れ様ですっ!」
「かっこよかったです!!」

「ふふ(ニコ)ありがとう」

芽吹の微笑みに周りは顔を赤くさせる。


「あのっ///これ、私が焼いたクッキーです!よかったらどうぞ」
「私のも受け取って下さいっ!」


「いつもありがとう♪応援してくれるだけで嬉しいのに…………」


芽吹のファンの子たちは良くお菓子などをくれる。