魔法の国と私の恋

「とにかく、時間がない。
 色々納得できないことがあるだろうけど、進むしかないんだよ。」


進むしかないって、どういう意味なの?


「僕は、この姿でも鳥の姿でも・・中身は何も変わらない。
 だから安心して、一緒にいれば大丈夫だから。」


ピピの声に、心がふわりと軽くなった。

とにかくもう、流れに身を任せるのみなんだ。

進むしかないって、そういうことなんだ。




「大丈夫だよ。君を危険な目には、絶対に遭わせない。
 そもそも、この国には危険なことなんて・・ほとんどない。」

「危険なことがない?」

「そう。君の住む世界とは違うんだよ。」

「・・・」


私の住む世界の危険・・・

毎日新聞やテレビで見る、極悪な事件を思い起こした。