魔法の国と私の恋

「・・・魔法だって言うの!?」


「そうだよ。」


「あなたが、使ったの?」


「勿論。他に誰がいるの?」



あまりに当然のように言う鳥に、

私は感覚が鈍くなってくる。


ああ、これが夢なら・・・

何が起こっても、ああ夢かでスルーできるのに。



「だから、夢じゃないってば。」


「!!!」



やっばり、私の心読んでるんだ・・・。


ま、魔法・・・で?



「とにかく、お茶をどうぞ。」


その鳥がにっこり笑った・・・気がした。