すると先の方に女の人が姿を表した 試験官はその姿を見るや否や膝を地面につけた 「はっ!葉影さま」 丸で鬼でも見る様にガタガタと震えている その女の人は、そいつの元へ向かい自分の爪を心臓部分に押し刺した ボタボタと垂れる血 「ぐっ……葉影…さっ…ま」 女の足に必死にしがみつく試験官を女は踏み潰した。 「ごめんねえ、那菟くんっ コイツが不合格とか言おうとして」 誰もがコイツを見て正気だとは思わないだろう、その目が何もが恐怖という言葉を突き付けて 逃げ出したいのに、足がすくんで動かない。