中学校入学式。
桜の花は新入生を迎えるように花びらでお祝いしている。
昇降口前は新入生達のざわめき。
少し大きな制服にスケバンのようなスカ―ト。
新しい靴に白い靴下にYシャツ。
クラス分けの黄色い紙を手に.込み合った下駄箱で自分の靴を置く場所を探し.新しい上履きに履き替え.一階の奥から二番目の教室に入った私。
私の前後の席は美樹と利美だった。
私達は小学校も同じですぐに仲良くなれた。
他にも友達はすぐにできた。
利美の後ろの席の遥奈。
同じバスケ部に入るという華弥。
いつも一緒にいるメンツ。
帰りの学活が終わると『亜夢!!』と私を呼ぶ声は神友のケイト。
ケイトの親はペルーの人だけどケイトは日本で生まれたからバリバリの日本っ仔で私と幼なじみ。
ケイトと私は毎日のように一緒に帰りケイトの家によるのが日課。
帰り道で部活の話しになった。
明日から仮入部が始まる。
もちろんケイトと私はバスケ部一筋と話しが盛り上がってその日は家に帰った。
次の日になると.先輩達が部活紹介をする。
バスケ部の先輩は皆優しそうで安心した。
