4時間目も終わりにさしかかったとき


ガラッ


後ろのドアが勢いよく開けられた。


全員が一斉に視線を向けるとそこには金髪と赤メッシュの2人が立っていた。


海堂緋色と神宮蓮斗…。
学校では超がつくほどの有名人。知らない人はいないよ。絶対!


二人ともヤンキーでなんせイケメンという…。きっとこんな地味な私のことなんか知らないだろうなー


そんなことを考えていると隣の席に海堂緋色が座った。



えっ!!!!!!!!!??????????



ま、まさか隣の席って…。
海堂緋色…?



いつも途中から来たり学校を休んでいることが当たり前の二人のことすっかり忘れてた…。


あの痛い視線の意味をようやく理解した私は冷静さを取り戻して周りを確認するとアンちゃんの横には赤メッシュの神宮蓮斗が座っていた。


なんかこの班ヤバいかも…。