2人が帰って来て、
いきなり南が走ってどこかに
向かって行った。
それを全力で追いかける和也。
あたしは1人ぼっちだ。
圭吾に「帰るね」それだけを
言って、あたしはその場を離れた。

ー涙がどんどん出てくる。
止まらない。また雨が降ってきた。
どうしよう…。帰るって言ったけど
まだ家には帰りたくない。