彼との出会い…
これがまさか運命だと思わなかった…

「ふにゃー、よく寝た~」
高校2年の伊藤愛羅、今6:00…
「っえ!早くおきすぎた…
今日は少し早く行くかー」
下のリビングにご飯を食べに行くと
「え、愛羅…あんた今日起きるの早くない?どーしたの?」
「そんなこと愛羅に聞かれても…」
ものすごくびっくりされて、
やってやったぜっという顔をしてみた。
ご飯も食べ、用意を済ませて家を出た。
15分歩いて学校に着くと陸上部が朝練をしていた。
「7月の暑い中がんばってるなー」
そうぽつりとつぶやき、ちょっと朝練を見ることにした。
すると高跳びを飛んでいるのが見えた。
「うわ…かっこいいな…」
つい見とれてしまった。
誰だ?と思いながら見ていると
その人が話しかけてきた。
「あの…なにかようですか?」
「あ、あの、なんでもないです\\\」
と愛羅が照れながら言った。
なんで照れたんだろう…
疑問に思う。
「あの、そろそろ教室戻りますね」
そう愛羅がいうと
「あの、名前教えてくれませんか?」
えっ…と疑問に思いながらも
「い、伊藤愛羅です」
するとその人が
「俺蓮斗!よろしくね」
「では失礼します」
さっきはなんだったのかなー?
と疑問を抱いたまま教室もどった。
愛羅が蓮斗のことを好きと知るのはまだまだ先のこと…