〜るぅ〜
僕達の前から姿を消した大切な仲間。
その子は今苦しんでる。

僕たちは今、れいたんのお父さんがいるという病院の近くの店にいる。
今かられいたんに会うのだ。
1週間、れいたんには会ってない。
る:「れいたん、喜んでくれるかな?」
と:「いや、怒るだろうな」
さ:「それか、泣くかだな」
言われてみればその通りだ。
カランカラン
その時誰かが店に入ってきた。
僕達が待っていた子もいる。
でも、少し痩せていて、笑うことを諦めるような暗い瞳だった。
れいたんのお母さんがこっちに来た。
そして、れいたんが目を見開いた。
さ:「れい!」
さくがれいたんの名前を呼んだ。
れ:「なんで?」
ゆ:「何ではこっちのセリフだよ!」
こ:「勝手にいなくなって」
「僕たちがどれだけ心配したか」
と:「お前はバカか!」
あ:「ほんとだよ!」
さ:「俺たちがあんな手紙でハイ分かりました。って素直に従うと思ったか?」
し:「れいー!」
しぃちゃんがれいたんに抱きついた。
でもれいたんは…ドンッ
「探してなんて頼んでない!」
れいたんはしぃちゃんを突き飛ばして出て行った。
「ごめんなさい…麗萎は今、笑顔を捨てているの」
ゆ:「え…せっかく笑えるようになったのに!」
ゆうが切れた。
「お願い、麗萎を助けてあげて」
れいたんのお母さんが頭を下げた。
言われなくても助ける。
れいたんを1人にはさせない!