〜さく〜
ダンスが終わりリビングに行くと机に置き手紙。
読もうと思った時に皆が起きてきた。
さ:「れいは?」
あ:「いなかった…」
さ:「れいからか」
俺は封を切って中身を読んだ。

『私の大好きな人たちへ

まずは、勝手にいなくなったことを許してください。私も悩みました。
皆ともっと話して、笑って、ダンスを踊りたかった。お別れなんて嫌だ。
でも、私の犯した罪はいけない許されないことです。罪滅ぼし…そう言った方が正しいかもしれません。

悲しくて、苦しくて、暗闇から救ってくれた5人組。いつも、隣で笑ってくれた女の子。何でも話を聞いてくれたお姉ちゃん。

〜あんちゃんへ〜
いつも、話を聞いてくれてありがとう。あんちゃんは私のお姉ちゃん的な存在でいてくれました。ありがとう。

〜ゆう〜
いつも、周りの雰囲気を良くしてくれてありがとう。だけど、たまには落ち着いてね。ありがとう。

〜ともくん〜
いつも、優しくしてくれてありがとう。たまには、皆に優しくしてあげてね。ありがとう。

〜るぅちゃん〜
いつも、お菓子とかくれてたね、ありがとう。運動苦手直して、迷惑掛けないようにね。ありがとう。

〜こうくん〜
いつも、相談乗ってくれてありがとう。こうくんも誰かに相談乗ってもらって下さい。ありがとう。

〜しぃ〜
いつも、笑かけてくれてありがとう。しぃの笑顔にいつも癒されてたんだよ。ありがとう。

〜さく〜
さくは、私が始めて愛した人です。人を愛すということを教えてくらました。ありがとう。大好きです。

皆には書ききれないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。

こんな私を迎え入れてくれてありがとうございます。

元気にダンスを続けてください。

さようなら…。

覇愁麗萎』

し:「何で、何で」
ゆ:「しぃちゃん、昔、れいれいに何があったの?」
し:「れいの過去は知らない。れいが何をしたの、何の罪を犯したのかも」
皆が肩を落とした。
るぅ、しぃちゃん、あんは泣いていた。
「なぁ、どうにかしてれいの過去を知らないと、連れ戻すこともできねぇ〜ぞ」
と:「あぁー…せめて連絡さえ出来ればなんだが…」
携帯電話の電源切られてるしな。
くっそ!
し:「あの…私、れいの母さんの電話番号なら知ってますよ?」
る:「本当⁉︎今過ぐかけて!」
しぃちゃんは、れいの母さんに電話をかけ始めた。
し:「あ、れいまま?」
しぃは電話をし始めた。

5分後…。
しぃちゃんは電話を切った。
「どうだった?」
し:「明日の10時に◯◯店の喫茶店に来てって言ってました」
「そーか」
あ:「 今日はもう寝よう。みんな疲れてるし」
ゆ:「うん、おやすみ」
俺たちは明日のために早めに睡眠に入った。