隣りには火星人《短編》



《引っ越しそば》












…??????















『あのね、
加奈子チャンと僕が通ってた東中学校と
僕が行く南中学校の境が……………ちょうどそこなんだ』



火星人が指さすところには
あたしの家の横の小さな小道






『それで
僕の新しい家がそれ』

















…隣りだった……


小道を挟んですぐそこにあった




隣りの家の前には車がとまっていて
引っ越しの準備をしていた




うちのお母さんは
火星人のママの仲良くしゃべっている







『…前よりも近くなったね♪学校違うけど』



ほほ笑む火星人

















あたしは泣き笑いした







『え?加奈子チャンッ
どうしたの?何が面白いのッッ?!!!』