そんなふたりが恋をした。



あたしは深呼吸をして
一言一言丁寧に話していった


「あのね、

あたし友達とか彼氏とか

そういうのいらないって思ってた

うっとうしいって。



でもサクの隣の席になったとき

なにかがプツンって切れたの

この人の前なら本当の自分でいても
許してもらえる

そんな気がしてサクって呼んだの



今思うとその時からサクのこと
好きだったんだな~って。



だからね、サクにちゃんと
気持ち伝えなきゃって思って
走ってきた



それと、あたしのこと分かってくれて



ありがとう



あたしもサクのことちょっとなら知ってるよ




女の子にキャーキャー言われるの
得意じゃないでしょ?


いつも王子様みたいな笑顔してるけど
サクはそれも苦手。


もっと冷たくてぶっきらぼう。

でも本当はすごく優しくて
あったかいってこと、

あたし知ってたよ




そんなサクがあたしは一番好き





大好きなの」