そこは誰もいなくてガランとしていた
たまたま保健の先生は出張だった
サクがあのカーテンの向こうにいる
そう思うとまた心臓がバクバクしてくる
そっとカーテンを開けてみる
そこには目を瞑っているサクの姿
きれいな鼻筋
きりっとした目
薄くてピンクの唇
透き通った透明の肌
サク…
優しくサクの頬をなでた
そうしてたら
知らないうちに涙が溢れていた
あっ、涙がサクの頬に落ちちゃった
そっとサクの頬を拭おうとしたら
あたしの頬になにか暖かいものを感じた
それがなにかすぐに分かった
サクの手
こんなにあったかいんだ
触ったことなにのに
なぜか分かるサクのぬくもり
涙がとまらなかった
目の前が見えなくなるほど泣いてた
その間サクのぬくもりが消えることはなかった

