ああ、
俺ってほんとにしょーもない
ミヤマがあんなじいさんに惚れる訳がない
そんなの誰が考えたって分かる
なのに俺はあのとき妬いた
いつものミヤマだった
惚れてるって言うのだって検討はついてた
それが嘘ってことも知ってる
次に何を言おうかも考えてた
『最近は年の差も流行りだしな
おまえら、お似合いだぞー』
とでも冷やかしてやろうって思ってた
なのに、口が思うように動かない
俺の心がモヤモヤしてる
ミヤマが惚れてるって言っても
なんとも思わないはずなのに
これって恋だよな
俺だって誰が好きかどうかくらい
自分で分かる
俺はミヤマが好き
隣に座ったときから好きだった
でもそれを隠すのに必死だった
振られたら
本当の俺を受け止めてくれないってこと
俺の信頼できる人がいなくなるってことだから
そんなこと絶対に嫌だった
俺って小さいんだよ
だから頭痛いって言ってその場から逃げた
ほんと最低だ
もうミヤマとも終わったな
つまらない生活に戻ってしまう
ミヤマ、ありがとな
俺、この1ヶ月楽しかったぜ
おまえのおかげだよ
好きって伝えたかった
たった二文字伝えるだけでよかった
それができないんだもんな、
しょうがないか
俺達ってこうなる運命だったのかもな
ミヤマ、本当の俺を受け止めてくれて
嬉しかった
ってお前には本当の俺しかみせてないか
どうせ、王子様な俺を知らないんだろ?
ごめんな、ミヤマ…
もっと優しくしてあげたかった
いつかお前だけの王子様になりたい
なんて考えてた
でも俺さ、素直になれないんだよ
こんなの言い訳にしか聞こえないか
ミヤマ、お前本当は優しいんだから
もっといい男見つけろ
俺以外にだってたくさん男はいるんだしな
頑張れよ
ミヤマ…
愛してた

