そんなふたりが恋をした。



あたし、恋していいの?


こんなあたしを受け止めてもらおうって
努力していいの?


分かんないよ…


恋なんて
こんなあたしがすることじゃないって
押し込めてきたから


人を好きになるの
やめてきたんだよ


なのになんでこんなに胸がズキズキするの


あたし、はっきりしないとね


自分に正直にならないと



でもそれがうまくできない


いくらサクのことが好きって思ってても

それをなかなか自分自身が受け止めてくれない


恋って難しいんだね



そんなことを教えてくれたのもサクなんだよ


本当のあたしを出していいってことも

恋していいってことも

全部全部、サクのお陰なんだよ


あたしがしまいこんできた気持ちを
隅から隅まで引っ張り出してくれた



あたし、どうしていいか分からないけど

今はサクの側にいたいって思う



気持ちの整理、つかないけど

あたしの体はもう動き出そうとしてる






そんなこと考えてたら
授業の終わりを教えるチャイムが鳴った




なり終わった瞬間、あたしは走り出した


場所はもちろんサクがいるところ



「ミヤマー!これ手伝って!」


なんて友達に呼ばれてるのも知らずに
ただただサクのいるところへ走った