そんなふたりが恋をした。



はぁ…はぁ…


こんなに全速力で走ったのいつぶりよ



やっぱり“カッコいい”って単語
聞き逃してなかった


あいつに限ってそんなことはないか



走ってきちゃったけど
今から暇だよ…


ああ~、あたしってほんとバカ


明日なんて言われるか考えたくもない


でもサクと話したいな

本当のあたしを知ってほしい
いつか心の底から笑いたい

それがサクの前だったらいいのに…



なんて考えながら
用事なんかない暇なあたしは

いつもより暖かくなった心を
そっと大事にしまって
家に向かった