不幸体質の女の子と日本1の総長がであった物語

〜凛〜

いやいやいや。
おかしくね?
なんで学園1のヤンキーにボディーガードされる訳?



「ちょ!? 優一!私絶対いや‼︎‼︎」



「大丈夫だって 学園1のヤンキーが近くにいたら不幸だって寄らないって(笑)」



あ こいつ笑った。
ぜってー馬鹿にした。


チラッ



「あ? なんだよ」



……絶対イヤ
学校1のイケメン、神崎太陽君なら即返事なんだけどな。



チラッ



「(ギロッ)」



「もういや((泣」

私は顔を手で覆いかぶした。


「まあまあ、
そんなこといわないでよ☆」



「マジでこいつの
ボディーガードなの?」



「よろしくねー修哉ーw」

いやいやいや!

勝手に話を進めんなよ‼︎

「いやって‼︎
私一人で大丈夫だ…」


ズルっ



へ?



下にはちょと大きな水たまり
……の凍ったやつ。

そう 今は冬、
こんなのはちらほらある。

けど不幸体質な私は、
もちろん案の定こける 。

冷たい地面に
打ちつけられるのかと思った。

覚悟して目を瞑った。

ボスンッ!



「あたたた…… え?」



「おい、大丈夫か?」



私が打ちつけられたのは冷たい地面ではなく、一ノ瀬修哉の腕の中だった。



それにしても…



「香水くさい……」

私はお礼を言わず、
思ったことを口にしてしまった。

「お礼が先だろうが」


私は一ノ瀬からパッと離れた。

なぜか優一は肩を小刻みに動かしてる。


「え? あぁー ありがとございます?」



「はははっ! 凛らしいや ((笑」



私らしいといえばよくわからないが
とにかく学校に遅れたくない私は


「もう、学校いくわー」


朝から疲れた。
授業中居眠り決定だな、これは


「俺たちもあとでいくねー」


「おー」


私は学校に足を運ばせた。