〜修哉〜

ーブルルッ

俺らは近くの河川敷に来てる。

「来たなっ!椿‼︎」

50人余りはいるだろうか?
別の暴走族だ。

琴吹を下ろした。
琴吹はとても不安そうな顔をしてる。

「い……一ノ瀬ぇ……
大丈夫……なの?」

「あー 余裕、余裕♪
証明が出来るチャンスだろ?
俺がボディーガード出来るってこと」

相手の顔が赤い。
起こってるのか知らねーが
こちらに叫んできた。

「おいっ! 舐めやがって……
殺してやらぁぁぁ‼︎‼︎」

「ひっ……」

あー
琴吹が、女子っぽい。

つか、慣れていかがわんとっ!
ボディーガードが俺なら、
ケンカなんて日常茶飯事だろ。

「おぉ かかってきな
ボコボコにしてやるよ。」

「修哉ー?
今日は凛と真美ちゃんが
いるからほどほどにねー」

優一が軽い口調で話してきた。
だか、俺は口答えをする。

「んなの知らねーっ!
暴れてやらぁ‼︎」

そこで、三浦が話に入り込んできた。
琴吹の奴は三浦の後ろに抱きついて、
ブルブル震えてる。

「お構いなくー バリバリ
暴れちゃてくださいっ‼︎」

「き……気おつけてね?」

俺は、フッと鼻をならした。

「おうっ! 」

俺は琴吹向かって笑った。
琴吹はホッとしたような顔だった。

そこで、加藤が

「凛ちゃーんっ! 見ててねー‼︎」

とアピールした。

「女まで連れてきやがって……
随分と余裕だな‼︎ おいっ!
手加減はいらねぇ‼︎ かかれぇっっ‼︎‼︎」

俺はメンバーに言った。

「いつも通りに軽くやろうぜー」

和也と加藤は声を合わせて言った。

「「了解 リーダーっ!」」

俺達は50人余りの暴走族達に
つこっんだ。