優のいない夏休みが始まった。 毎日、何もする気になれなかった。 それだけ、 私は優に出会ってから、 毎日が優に埋め尽くされていたんだ。 私は届かないとわかっていても、 毎日寝る前に優にメールを送った。 一日、1通だけって決めて。 じゃないと、一日何回も送ってしまって、 なんだかストーカーみたいだと思ったから。 その日あったことと、 花火、楽しみだねってこと。 あえて、手術のことは書かなかった。