「読書感想文」




読書感想文が嫌いだったのは


ウソをつかなきゃいけなかったから


マジメな物語を読んで


マジメなことを感じましたと


ウソを書くのが


苦しかった


読書感想文のせいで


読書が嫌われる


ちがうんだそうじゃない


読書っていうのはそういうものじゃないんだ



つまらなそうに、課題図書を読む子供を見るたびに


「読書感想文の書き方」なんて本を買いあたえる親を見るたびに


ぼくは叫びたくなる