「隆裕の話で寝ちゃうかも」 「んー、それはあんま良くないかなー」 クスッと笑われる。 「ま、取り敢えず…学校行く?」 そう言って手を引かれる。 頷くと、いつも通りの朝だった。 「ね、隆裕。」 「ん?」 「なんでもない」 このやりとりが、少し懐かしく思えてやってみた。 「まったく秋穂は可愛いね」