公園の方は少し静かで ココアを持って待っていると彼がやってきた。 顔を見ると優しい笑顔で、 さっきの陵くんの笑顔をどうしても思い出して 「…隆裕、」 「何かあったの?」 隣に座って、手を重ねてくれた。 「さっき 陵くんと会っててね、」 「…赤坂と?」 「こ、告白されて どうすればいいかわかんなくて、」 頬に手が触れた。 「それで良いと思うよ」 「…」 「赤坂も多分それ以上秋穂にかっこ悪いとこ見せたくなかったんだろうし、 俺だって秋穂のこと大好きだし大切だから 気持ちはわかるよ」