少し陵くんの表情が柔らかくなる。 「俺も変わったもんだよな」 「いや、全然変わってないから」 相変わらず色々チャラいし。 超明るめの茶髪に変えてからは、更に周りの女子が増えた気さえする。 「俺的には相当変わったんだよ」 「…うっそだぁ」 頭を一発殴られると、やり返すように足を蹴った。 「いてえなアホ」 「こっちだって痛いよ頭の細胞無くなるわボケ」