そのあと、バンドを見ていったり 色んな食べ物を食べて、 少し休憩することにした。 「疲れたー!」 休憩所のイスにぐでっと座ると、隆裕が笑う。 「なんかスライムみたい」 「す、スライム…!?」 うん、とキラキラした笑顔で言われた。 隆裕は少し周りを気にしたあとに、あたしの首の後ろに冷たいペットボトルをあてる。 「つっめた!」 「疲れも吹っ飛ぶでしょ?」 そう言ってペットボトルの蓋をあける。