「本当、なめてるよなお前ら」 次の日の朝、 つまり文化祭二日目の朝。 アツくんと遅めの登校をした。 「昼ごはん奢るからさ」 「…約束だぞ?」 ぶんぶんと全力で頷いた。 学校へ着くともう大盛り上がりしていて、 軽音部やクイズ大会……… と、ガコンッと頭に硬いものがぶつかった感じがした。 「いたっ!」 後ろを向くと隆裕がバインダーをパタパタさせている。 「………なんでアツと二人?」 「たまたまおんなじくらいに寝坊してしまって」