ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。




きゃぁあああぁあ!


隆裕が菜々子ちゃんをお姫さま抱っこした。


「何あれ、赤坂」


「……」



雅人さんはじっと見ていて、七海は肩を寄せてくれる。




そして、二人は戻っていく。



楽しそうな笑顔だけが鮮明に心に残った。



「以上を持ちまして…「ちょっと待てえええい!」


壇上に勢いよく上がっただれか。



え!?



「アツくん!?」


「アツ!?」



赤髪をきらびやかせながら、司会の人からマイクを奪い取る。



え、ちょ、何してんの!?