「すげーチェキだ」 雅人さんが来るとポツポツと女子が二度見する。 「あの――秋穂ちゃんのお兄さんですか?」 「ううん、友達」 「写真一緒に撮りましょ!」 雅人さんが頷いた。 「あ、じゃああたし撮るよ」 撮ると、すぐに写真ができた。 「さっき秋穂ちゃん達が撮ったの、机の上に置いてあるよ」 「ありがとー!」