頷くと座る。



「秋穂ちゃんの事ほんとに好き」



溢れるように言う雅人さん。



「でも俺、前とはちょっと違う。」




なんて言えばいいかわからなくて黙ってしまう。




「秋穂ちゃんのことまだ好きだけど、でも秋穂ちゃんがアイツのこと好きなら、


諦められるような気がする」



眉をひそめてしっかりとこっちを見てくる。




「俺、秋穂ちゃん居なかったら今年も高校生だったかも。

ありがとう」