バイトの終わりがけ。


店の中から隆裕の姿が見えた。


今日は生徒会終わるのはやかったのかな。


手を振ろうと上げた途中で、驚きのあまりその手は止まる。



「ま、雅人さん…」



なぜか隆裕の肩に腕をかけて楽しそうに話してる。



「秋穂ちゃん上がりで大丈夫だよ」



「はーい。お先です」



急いで着替えて裏口からでた。



…店の正面に出ると、近づきがたい何かを感じた。