「またさ、やろうね花火」 「うん、やろ!絶対!」 秋穂の絶対は本当に絶対だからな、なんて笑う。 「誉め言葉として受け取っとく」 「そうしておいて」 隆裕がじっとこっちを見る。 「そんなに見るな」 構えると、「大丈夫何にもしないから」 手を掴んだ。 「そろそろ帰ろっか。もう大分遅いし」 「そうだね」