あたしが大学?


「秋穂ちゃんさ、一位って根性だけじゃなくて
それ以上に必要なものたくさんあってからこそだと思う」


「でも、そんな…」


「まーこれは、来年辺りに考えればいいんじゃないかな。

秋穂ちゃんはそういう選択肢も無くはないってこと忘れないでね」



頷くと、雅人さんは立ち上がる。



「会計よろしく」


「あ…はい」



お釣りを渡して礼をした。



「雅人さん、今日は楽しかったです」



雅人さんは目を見開いた。



「俺…やっぱダメダメだね。じゃ、また」



雅人さん、ダメダメじゃないっしょ…。