「いらっしゃいませー」 そして変装とは言えない変装を終えたあたし達は原くんのバイト先に着いた。 「2名様でよろしいですか?」 「は、はい」 周りを見渡しても原くんの姿はない。 今はもう終わったのかな、なんて思いながら後ろを振り向くと、 がっつり原くんの後ろ姿が見える。