「…やっやっぱ今のな…」 途中で唇が触れる。 「無しなの?」 隆裕があたしの手をぎゅっと握った。 「…バカ」 照れ隠しに言うと隆裕はさっきとは少し違った笑みを見せる。 「俺がバカなら秋穂は三歳?」 「んがーっ!」 肩を少し押されて、天井が見える。 「ん…」 肩に生暖かい感覚が走った。 甘くて…、優しい。 「秋穂」 「ん?」 「…俺も、大好き」