ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。




「た、隆裕熱は?」


「あー…もう体だるくねぇし、大丈夫じゃね?」


隆裕の眉の中央に皺が寄る。


「てかさーくるみ」



隆裕はノートを見つめる。



「今何時」


「…1時」


「ったく、寝ろよ」


…やっぱりくるみ先輩といるときの隆裕って、


「タカうるせー」


「取り敢えず、二人にさせて」




え…



少しの沈黙のあと、くるみ先輩が耐えかねたように柔らかく笑う。



「お風呂使わせてもらうね。」


「ん」