お粥もできあがったけど隆裕は起きない。 「あーきほちゃん」 「はい?」 「勉強。私も教えよっか?」 先輩……優しい…… 「よければお願いします」 「うんうん、その意気だその意気だ!」 背中をバシバシ叩かれる。 「せ、先輩痛いですって」 「うそ?ごめんごめん」