「楽しかったよ」 目を見開いた。 「すっげえ、楽しかったよ」 アツくんの後ろに、おじさんとおばさんが近付いてくる。 「…まったく、お前家では何にも喋らんからな」 「ほんと、バカ息子」 もしかして… アツくんの… アツくんは、顔を強ばらせて動きを止める。 「アツくん…」 「何も言わなきゃ何もわからん」