「秋穂ほんと、現代文だけはすぐ伸びるなあ」 「ど、どうも…」 少し隆裕の表情が緩んだ。 「秋穂、ごめんね。ちょっと意地悪した」 「え…?」 「俺こんなスパルタにするつもりないからさ」 そう言うと、立ち上がってあたしの隣にストン、と座った。 「…うん。こっちのがいいね」 あたしの頭の上に手を乗せぐしゃっとさせる。