黙って席を立ち上がる。 「失礼しました」 扉を開けると…アツくんが立っていた。 「ひっでえ面」 「うっせ」 舌を出すと、少し苦笑いをする。 「隆裕より点数取るんだって?」 「…悪い?」 少し黙った後、「この前はごめんね」 と言ってポッケに手を突っ込む。 「アツくんさ、何か最近おかしい」 「嘘つけ」 「ついてない!おかしい!」 ビシッと指を指すと、 「人を指さすな、落ち着け」 言われて指を戻す。 「…実は俺、、、 好きな子、できたんだよね」 「………………はあ!?」