「ちょと待っ「言いたいことはわかる」
急すぎでしょ、それも校長って…
「私達も君らの恋愛どうこうに首を突っ込みたかない」
取り合えず座れ、と言われたので静かに座った。
「来年、推薦を決めんのは…校長なんだよ」
何それ。
それじゃ脅し…
「だからさ、お前が変われ。坂枝」
「え?」
「…校長を認めさせればオールオッケーだろ?」
首を傾ける。
「その髪。どうにかして、その頭。ちょとはましにすればいい」
「は?」
鳴海の方を見ると真剣にこっちを向いてる。
「こんなこと、聞いてないんだけど」
「今言ってるからねぇ」
「…………全然整理できない。」

