「僕、手伝おっか?」 「ダメダメ、隆裕が手伝ったら練習にならないし」 「そうなの?」 隆裕はなぜか若干屈む。 「そうなんです」 『秋穂』 小さく囁かれて唇が重なった。 「どっどんなとこで…!?」 「皆見てないから大丈夫」 ぽんぽん、と頭を撫でられた。 「頑張ってね料理。俺もたまには食べに行くからさ」 「う、うん」