「いただきまーす」 めっちゃ美味しそう!! パクッと食べた瞬間に広がる甘さ。 「おいし?」 こくこくと頷く。 「めっちゃ美味しい!」 「よかったよかった」 隆裕は頬杖を付きながらこっちを見る。 「なっ何?」 「クレープを食べる秋穂の観察」 な…なにそれ。 取り敢えず気にせずに食べる。 ふと、隆裕の靴にあたしの靴がぶつかった。 何となくこっちからぶつけてみると、 今度は足を挟まれる。 目が合うと、隆裕はくしゃっと笑った。