「秋穂?そろそろ行かないと…」


「あ…うん。そうだよね、うん」


隆裕は不思議そうな顔をして、


「大丈夫?」



と聞かれた。



「うん…大丈夫」



優しく頭に触れる。



「二人とも、合宿頑張ってね」



「はい、頑張ります。」



おじいちゃんも嬉しそうにうなずく。




「じゃ…行こっか」