ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。






「なんかわかったかも。…ありがと」


「秋穂ちゃんなんていうか親近感湧きやすいとこあるよね。普段はないけど…ギャップ?」



え、そんなのあんのあたし。



「ギャップわかる!あるよね秋穂ちゃん」



みんなに納得されてポカーンとなった。



「最初とか本当に話しかけるか迷ったよ~」



「そ、そうなの?」



あたしはただのあたしなんだけどなあ。




「1年の時よりもなんか丸くなったよね」



それにまた頷く皆。



「てかさぁ、赤坂くんって秋穂ちゃんの前では本当にオオカミなの?」



綺麗系の子が聞いてきた。



「おっオオカミ!?」


「そうそう。突然キスしたりとかさ」



…オオカミって表現は初めてだけど確かに。



「何?図星って顔してるね」


「た、確かに…そういうとこもある、かも」



焦って髪を耳にかける。