ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。





はーぁ。


やらかしちゃった。


「秋穂ちゃん、どこで寝る?」


…いつ謝ろ。



「んー、じゃあそこの窓のとこ」



窓際のスペースを指差すと「わかった」と返ってきた。




「…はぁ」



「秋穂ちゃん調子悪いね」



隣にいた子にぼそっと言われた。



振り向くと、朝バスの前にいた子が話しかけてくれて。




「そっかな…?」



「赤坂くんといっつも楽しそうだからかな?…でも一人で居る時の話しかけずらい感じもないし」



あっれぇ?あたしって話しかけずらいの!?



「え、あたし話しかけずらい!?」



友達できない理由!?



「だっだって噂が噂だし…その髪色だし…」



「そっか、この髪かぁ…」