「いらっしゃいませ」
「ようこそ~」
そう言って迎えてくれた従業員さんたち。
扉が開いて中に入ると女将さん?が待っていてくれた。
「ようこそいらっしゃいました。こちらへどうぞ」
「なんか凄いね…」
「だね」
部屋は3つに分かれていて取りあえず班毎に別れた。
「やっと着いた~!!」
「だね、疲れた…」
みんな部屋を探索している。
「男子達の宿はどこかな?」
窓から覗いて見ると、向こう側の民宿の窓にいた隆裕が見えた。
「向こう側みたいだよ」
「え?近いね」
「ね。めっちゃ近いじゃん」
と答えながらしおりを見る。
「秋穂ちゃん髪サラサラだよね」
「え?あ、ありがと…」

