ロールキャベツくんと残念美人女子のその後。




「な、七海どうしたんだろ」


「原とも最近連絡取れてないみたいだからね」


なるほど。


本当に原くんのこと好きだなぁ。




「ねえねえ、原くんって来てるんだよね?」



「ああ…アツも来てたから多分」



二人でぼそぼそと話していると、




「赤坂くん!」



前の隆裕と同じ班の女の子が振り向いて、今日の予定について話し始めた。




「ん?」



「あのね、この時間なんだけど…」



相変わらず年が同じ以上の女の子には慣れないらしく「うん」か「そうだね」しか言わない。




「…じゃ、こういうことでいいかな?」



「わかった」



七海の方を向いて説明をしている。




暇になったあたしは隆裕を突っつく。



「秋穂ちゃん?ごめんね、ちょっとここのことなんだけど」



前の子が振り向いて話しかけてくれた。




合宿って本当に楽しい。


皆と仲良くなれそう。