隆裕の顔が目の前に乗り出してきた。 ゆっくりと口を開いてクッキーをくわえる。 隆裕の腕を柔らかく掴む。 ポロポロとクッキーの屑が落ちていくのを感じた。 飲み込んだ後、自然と見つめあった。 もう1度キスをしようとした時 後ろからガッと蹴られる音がした。 「…」 七海はにっこりと笑った顔が真顔に変わる。 「あ、麻川どうしたの?」 隆裕が席に戻りつつ聞く。 「別にぃ?なんでもないよ」 最近七海が怖くて怖くて。 「な、七海。クッキー食べる?」 「ありがとう」 隆裕と目をあわせる。